雪菜を含めた鷲見の一族は、昔、海外からきた少数民族。
独自の信仰を危険視されて追いたてられた。迎え入れてくれた村に
定住して信徒を増やした(鷲見の者が伝承の巻物などで提示)。
その一族が受け継いでいたものは「転生」の能力。
長は全ての記憶を引き継いでいた。
代々、伝わってきた鷲見の一族の意志。
「人を癒すことができる」という能力をもつ。
見守る者は受け継いできた使命として、「火廻の縁者の生と死」
を見守っている。
ただし、動物は例外である。
一族の血は、だんだんと土地の人間と交わることで薄くなっていき、やがて
魂を受け継ぐ「長」がいなくなるが、鷲見家で村を取りまとめている。
その「転生」として受け継がれてきた魂は、そのままそこにあり、鷲見の家で
も その存在は言い伝えられていて、「古社の御方」として崇めている。
「生者を生かすための力」が雪菜に与えられたことで、その存在を感じるよう
になり、見守る者と接触しようとしたが、対話は出来なかった。
主人公達が住んでいるアパート。
部屋は二部屋(主人公の部屋と居間)、一番手前は、大家さんが住んでいる。